高気密住宅の計画換気と感染症のおはなし

2020.5.27

換気にも種類があります。

換気の種類

ケーユーハウジングの換気方法は24時間換気の「第3種換気(ダクト式)」を用いています。

各部屋の給気口より入った空気は、壁面を伝い、たとえドアを閉めていてもアンダーカット(建具下の隙間)を通り、各所の排気口へと流れ、ダクトで集められた空気は最終的に集中換気扇から屋外へと排出されています。排気口がクローゼット内にあるお宅も多くあります。

では、窓を開けずにどのくらい換気できているのでしょうか。

法律では、「1時間で家の中全体の半分が、外気と入れ替わる」ように、設定値の最低基準が決まっています。(お施主様はお持ちの換気計画書をチェックしてみてくださいね。)

意識して換気を考えた場合、窓を開けるのではなく、通常よりも全体の換気量を増やすことが最善の策と言えるでしょう。

今後、ご家族に感染が疑われる可能性が発生してしまったら、自宅待機などの一定期間は生活を分ける必要が出てきます。その場合の換気対策法をご案内いたしますので参考にしてください。

第3種換気による家の中の空気の流れを分ける方法

 家の窓を開けない

 クローゼットに排気口がある部屋をその人専用にする。もしくは洗面脱衣、トイレに一番近い部屋にする。

 ②の部屋の給気口の開口量を家中の給気口より大きく(多く)する。

 ②の部屋の入口ドア下部のアンダーカットを塞ぐ(タオルなどで十分です)。洗面脱衣・トイレに近い部屋の場合は塞ぎません。

 集中換気扇の排気量をいつもより多くする。

これで、その方がいる部屋の換気量が一番多くなり、かつ、ほかの部屋へ流さないことで大部分の空気の流れは分離することが可能になります。もちろんトイレや入浴など部屋を移動するので、さらに

 ③を超えないように、他の給気開口量も大きく(多く)する。

と、家全体の換気量が増えるのでより効果的です。

 

インフルエンザの場合なども同じです。大まかなご説明ですので詳しくはお問い合わせください。